夏、一年分の粘土を作ります。
日差しが強いので乾燥させるのに適しているからです。
土囊袋(どのうふくろ)に入れておいた
精製していない原土(げんど)をシートに広げ
乾燥させます。
土そのもの。乾燥した状態で粘り気はありません。
乾いたら水槽に水を張って、その中に原土を入れます。
かき混ぜて、水簸(すいひ)します。
※水簸とは、余計な木屑や石、灰汁(あく)を取り除くこと。
水簸したら時間をおいて、水気を抜きます。
粘土は重いので沈殿します。
沈殿したら水が浮くので、上水を捨てます。
水簸(すいひ)した粘土を天日干しして乾燥させます。
乾燥させた粘土を土錬機(どれんき)に通します。
こんな感じで出てきます。
出てきた粘土を並べて、もう一度土練機に通します。
パック詰めして完成。
寝かせて(時間をおいて、可塑性が出るのを待って)使います。
粘土にはバクテリア菌がいて、一度使うとバクテリア菌が死んでしまいます。
特に熱や日差しに弱いので余計に時間を置く必要があります。
バクテリア菌を繁殖させるには冷暗所においておくのがベスト。
暗くて静かな粘土小屋に保存します。
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