火間(ひま)
- 藤ノ木陽太郎
- 2022年9月22日
- 読了時間: 1分

火間とは
釉薬を掛けて、きれいに掛かりきれずに素地が見え隠れする様をいう
唐津焼とは完璧なものではなく、どこか大雑把でいい加減なところがあるのが魅力である
それは朝鮮と唐津の人々の性格に起因する


絵唐津ぐい呑

茶人が朝鮮半島に注文した際、釉薬のかけ残しがあった。
本来はそれは失敗であるが、茶人は「これいいね!」といい、それを火間と名付ける
日本特有の侘びの思想である
高台を土見せにするのも同様で、そのほうが複雑で表現豊かなのである。

絵唐津片口

絵唐津草文徳利

その裏

絵唐津ぐい呑

その正面

絵唐津ぐい呑

絵唐津片口
※写真は全て陽太郎作
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